次第に購入を考えるもの ベースレイヤー・パンツ編
今回はベースレイヤー・パンツについて書きたいと思います。
前回、アンダ―ウェアについて書きましたので、その上に着用するベースレイヤー・パンツについて書きます。
ベースレイヤーに何を求めるかによって変わると思います。
大きく分けて、(1)着心地(2)速乾性(3)保温性 を重視するかどうかになると思います。
まず、ベースレイヤーの素材は、化学繊維(ポリエステル、ナイロンなど)、天然素材(ウールなど)に分けられます。
(1)化学繊維の特徴
速乾性があることがあげられると思います。
私は速乾性を求めますので、化学繊維を使っています。
暑い日や宿泊するときは、衣類が乾くのがとても大事になってきます。
ただし、保温性は天然素材に比べるとないと思います。
特にポリエステルは速乾性がある気がします。
(2)天然素材について
ウール、特にメリノウールと呼ばれる素材がよくつかわれています。
化学繊維との違いは、肌触りがいいことです。
ほかにも保温性があるので、肌寒い時期は重宝するといわれています。
防臭性もあるといわれています。
ただ、私は使ったことがないのでよくわかりません…。
自分の体に合ったものを買えばいいと思います。
実際に山に行って使ってみないとわからないと思いますが…
とりあえずは、市販のスポーツウェア等で試してみてもいいと思います。
・パンツについて
これも人によって様々なパターンがあると思います。
長ズボン(昔からよく使われる)
短いパンツ(酷暑の近年ならでは…?)
短いパンツ+ロングスパッツ(最近増えてる様子)
よく言われるのは、ケガ対策で長ズボンが推奨されてます。
最近のものは、ストレッチ性もあるのでよく伸びます。
試着して、歩いたり、屈んだりしてみるといいと思います。
また、生地の厚さも重要だと思います。
夏用のは、薄くなり、春・秋はやや厚くなっています。
山用のズボンは、長ズボンでも夏用のは薄いので、そこまで暑く感じません。
ただ、これは行く山によると思います。
夏に低山にいくとかなり暑いと思いますし、北アルプスはそれなりに寒いです。
また夏であればベンチレーションがついているものを、汗をかく人にはおすすめします。
全部共通ですが、行く山によるという感じでしょうか。
失敗談
なお、私は山に登り始めた当時はそんな知識はなく、綿100%のシャツで登ってました。綿は汗を吸収しますので、どんどん重くなり、べたべた肌にまとわりつくようになります。
これはまずいと思い、色々調べて登山用のものを買いました。
ズボンも最初はジャージで登ってましたが、膝をあげたときにつっかかるような感じがありました…
ということもあって購入しました。
次第に購入を考えるもの アンダ―ウェア編
前回までは、購入すべきものについて書きました。
今回からは、購入すると便利なもの(多くの人が持ってると思いますが)について、書いていきたいと思います。
今回はアンダーウェア(肌に直接着るもの)の話です。
ベースレイヤーという肌に直接着るものもありますが、アンダーウェアは一番下に着るものという設定でいきます。
私は元々、ほかのスポーツをやっていたので、そうしたものをシャツ等の下に着る習慣がありました。
最初のうちは、ほかのスポーツで使っていたものを使っていたのですが、色々あり、山用のものを買いました。
そのスポーツの想定によるのですが、私は運動量の多いスポーツをしていました。そのため、登山で使うと、運動中はいいのですが、休憩で止まったり、風が強いと簡単に冷えます。
そのため、汗冷えを防ぐために、山用を買いました。やはり、速乾性が違います。
ただ、それでも私は発汗量が多いので汗冷えするのですが…
今回は具体的に使っているものを紹介していきたいと思います。
(1)ミレー ドライナミックメッシュ
www.millet.jp見た目は色々な意見がありますが、私が持っている中で汗冷えがしない方です。
嵩があるので、汗が肌につかず、ドライな状況を保ちます。
ただ、これでも限界を超えると肌に張り付きますし、秋や風が強い稜線ではやや冷えます。
また、ある程度の厚さがあるので、真夏などは着るだけで暑さを感じます。
(2)モンベル ジオライン
モンベル | オンラインショップ | ジオライン L.W. Tシャツ Men's
モンベルが出しているアンダ―ウェアです。
形状は普通のシャツですが、速乾性が段違いです。
ユニクロのアンダーウェアを使っていたのですが、私はそれでは汗まみれになっていました。こちらは、汗をかいてもすぐ乾くので、快適です。
ただ、ミレーのドライナミックに比べると汗冷えはするかな、と思います。
なので、私は夏の仕事・普段着に毎日使っていました。
日常使いでは非常に快適です。お値段もミレーに比べて安いので、買おう、と思えるかもしれません。
*1年使ってみたら、速乾性もなくなり、保水するだけのシャツになってしまいました…。1年くらいで買い替える物なのかもしれません。
(3)Finetack スキンメッシュ
個人的には、スキンメッシュよりさらに汗処理能力が高いパワーメッシュがお勧めです。上記の中だとパワーメッシュが唯一汗冷えしませんでした。
スキンメッシュだとちょっと汗冷えする感じです。
そこまで汗をかかないひとはスキンメッシュでいいと思いますが、汗かきの人は是非パワーメッシュをお勧めします。
懸念材料は値段でしょうか…
また縦走(3泊程度)していると何か臭いがする気がしますが…
お役に立てれば幸いです。
初心者が最初に購入を考えるもの 登山靴編
今回は登山靴について書いてみようと思います。
ただ、これも行きたい山域(イメージ可)をショップの店員さんに伝えて、あうものを選ぶという話になります。お気づきかもしれませんが、このブログは〇〇がいい!と勧めるよりも、考え方を書いているものが多いです。
私が初心者なので、あまり色々な道具を使ったことがないからです…
商品を勧めるよりも、初心者の悩みがちな話などを書いていこうと思います。
話を戻しましょう。
(1)行きたい山域を決める
(2)あう靴を選ぶ
というプロセスがあると書きましたが、初心者はそもそもどこの山に行ったらいいのかわからないと思います。
なので大体のイメージで大丈夫です。
例えば「基本的には近所の低山(1000m級)にしかいきません」
「最終的に3000m級に行きたいけど、2000m級で修業したい」
「いきなり3000m級にいきたい」
などです。
行きたいイメージを伝えれば、それにあう靴を教えてくれると思います。
「いきなり3000m級にいきたい」という人はいるのか?と思い、店員さんに聞いてみたことがあります。
その結果は「いますよ」ということでした。
その時は「すごい人がいるもんだな」と思いましたが、ロープウェイで結構上がれるところもあるようですので、そういう人もいるようです。
私はやりませんが…
なお、私は2番目のパターンでした。
低山には、普通のランニングシューズで行っており、あまり登山靴の必要性を感じていませんでした。ただ、下山で滑ったことが何回かあり、購入を決意しました。
ザックのところでも書きましたが、まずは行ってみて、購入を考えてもいいと思います。ただ、厳しい山に行くと非常に危険ですので、安全な山に行ってください(標高が低い山ではないです。標高が低くても危険な山はあります)
あとはフィット感です。必ず、登山用の靴下を履いて、試してください。
普通の靴下とは厚さが違いますので、全然違う厚さの靴下を履くとフィット感が結構変わります。できれば、試し履きした靴下と靴をセットに買うのがいいと思います。
その状態で、店内を歩き回ったりしてみてください。
おもりを入れたザックも一緒に背負うと、より使う場面に近くていいと思います。
気をつけるとポイントとしては、
(1)踵があまっていないか
(2)指先がきつくないか適度な広さがあるか
です。
(1)については、購入してしばらくたってから気づきましたが、あったほうがフィット感はあがります。
(2)はきつすぎると、履いた瞬間いたいですし、余り過ぎると下りの時に足が動きすぎて靴連れを起こします。
そんな感じです。