初心者が最初に購入を考えるもの ザック編
初心者が最初に購入を考えるもの ザック編
今回はザック(リュックサック)についてです。
これも登山ショップにいくと色々見かけると思います。
ザックも用途、考え方によって何がいいのかは違いますので、考え方について考えていきたいと思います。
簡単に結論から言えば、自分が背負ってみて、フィット感で「お!これだ!」と思うもので良いと思います。
また背負う際には、想定される重り(日帰りなら5kg、テント泊なら15kgなど)を入れてもらうと良いと思います。なお、重さは私の場合ですので、ショップの店員さんと相談しながら、決めるのが良いと思います。
最初は30リットル前後(泊りを視野に入れているなら40-50)がいいと思います。
ネットでも色々のっていますが。大体以下のような容量で用途が決まっていると思います。
・日帰り用 30リットル以下
・小屋泊 40リットル前後
・テント泊 50-60リットル以上
もちろん、その人の登山スタイル、時期、期間によって変わってくると思います。
日帰りでも、色々持ってきたい人は40リットルくらいでもいいと思いますし、30リットルで小屋泊を3泊している人も見たことあります。
夏であれば、防寒着はあまりいらないので、少ない容量で済みますが、冬であればそうはいきません。また冬を視野に入れているのであれば、ピッケルなどを付けられるループがついている方がいいと思います。ミレーやマムートのザックに多いイメージですね。
また、小屋泊であっても自炊するかしないか、コース上に水場がどれくらいあるか、によっても容量は変わってくると思います。
極端なことを言えば、夏の低山日帰りしかしない!、という人は30でも大きいと思います。つまり、せいぜい、水、食べ物、レインウェアくらい…という人は30でも大きいと思います。そうなると、そもそも登山用のザックでなくてもいいような気がしますが…
初心者だけど、泊りとかやってみたいとぼんやりと思っているひとは、40前後をお勧めします(私がそうでした)。
私は40リットル、70リットルのザックを持っています。
40は日帰り用、簡単な1泊のテント用。
70は夏のテント数日用です。
正直、40のザックで日帰りは大きいですが、問題はありません。
大は小を兼ねない(重心の問題があるため)、と言いますが、日帰り登山であればなんとか気にならないレベルです。
お店では、用途にあったものをお勧めされますが、正直に言って大きいものを買っておいたほうが適用範囲は広いと思います(当たり前ですが…)。
大きい容量に少ない荷物を入れることは出来ても、少ない容量にそれ以上の容量は入りません。
おすすめの商品ですが、メーカーごとに作りが全然違うので、なんとも言えません。
個人的には、しっかりしたザック(特に腰のベルトの部分)が好きなので、ドイターとかをお勧めします。
まあ、それも山に荷物を担いでいって初めてわかることなので、初めて買うときは難しいと思いますが…
お勧めはミレー、オスプレイ、ドイターあたりでしょうか。グレゴリーは良く売れているようですが、私にはあいませんでした。
値段的には、マウンテンダックスがお勧めですが、実店舗が少ないので…
大きさ以外には、腰のベルト部分にポケットがついているか、生地の素材(傷つきにくさ、防水か)等があると思いますが、使ってみないとわからないと思います。
例えば、210Dくらいの生地だと結構、簡単に傷がつくイメージです。
対策としてレインカバーつければいいんですが、これは結構面倒です…
まあ、行ってしまえばとりあえずリスクの低そうな山に行って、必要だなと感じたら買えばいいと思います(もちろん自己責任でお願いします。間違っても北アルプスとかいかないように…)。
私も最初は持ってるリュックで登ってました。
ただ、それだと左右に振れてしょうがないのでザックの購入を決めました。
人によってあう、あわないは違いますので、ぜひ店頭で試してみてください。
初心者が最初に購入を考えるもの レインウェア編
前回でお店編が一段落し、これから山道具・登山用品の話にはいっていきます。
山道具・登山用品は「ギア」といったりしますので、このブログでも色々な表現が出てくると思います。
登山用品をまずそろえようとすると、「三種の神器」と言われるものがあります。
・レインウェア
・ザック(リュックサック)
・登山靴
今日は、レインウェアについて書きたいと思います。
いきなり結論からいうと、行きたい山と時期を決めて、それにあわせて買う、という当たり前の話になってしまいます。
例えば、北アルプスでどんどん稜線に行きたい!、雨の日でも行く!という人は最初からGore Texのしっかりとしたものを買ったほうが良いと思います。
関東などでほぼ樹林帯を歩き、気候も安定している地域の1000mぐらいの山で雨の日は行かない、という方針であればGore Texである必要はそこまでないのではないかと思います(もちろん、Gore Texのほうが安全だとは思います)。
ただ登山ショップにいくとその多さに圧倒され、何を買えば良いのかさっぱりわかりませんでした。ブランドの数も多いし、ブランドを絞ってもそのなかに色々種類があってわけわかりません…
そうなったら、まずは行きたい山(イメージでも良いと思います)を店員さんに伝えて、勧めてもらうのがいいかもしれません。
ただ、海外のものは割りと高いのと、消耗品なのであまり高いものは必要ないという意見もありますが…
私は自分としては高いのものを買ってしまったと思っているので、普段も使っています。
レインウェアは、一応、普段も使えるものを意識して買いました。
ザックなどはその限りではないですが…
後は色の好みとかでも良いと思います。
また、自分の発汗量も重要です。
私は、秋くらいで周りの人が上着を着ながら歩いている状況でも、夏用のズボン、上はベースレイヤーだけ、というくらい汗かきです。
今後悔しているのは、サイドジッパー付きのものにしなかったことです。
これがあれば、まだ快適だったかも…
しかし、寝るときは寒がり…という感じです。
そういった理由からもGore Texはあまり着なくなっています。
実際に着て山に行かないと分からないことは多いですが…
またレインウェアと一口に言っても多くの種類があります。
非常に薄いソフトシェルと言われる100g程度のものから、Gore-Tex Proを使用した雪山用まで…
これらはその細かい用途ごとに作られ、分けられていると考えて良いと思います。
最初はわけも分からず買ってましたが、色々買ったことで使い方の違いがなんとなく分かってきました。
私は大体こんな感じに使い分けてます。
・ソフトシェル(非常に薄いもの)
→ちょっと寒いときにさっと羽織る、或いは夏の弱い雨の時に使用する。
天気予報が晴れであり、雨が降る確立が低そうで樹林帯がほとんど(風がない)場合。
・Gore Tex製のレインウェア
→雨風が強いとき、北アルプスの稜線など風が非常に強いとき。少し寒そうなとき。
Gore Texは防水性、防風性があっていいのですが、非常に蒸れて、中側から汗でぬれていきます。
最近のソフトシェルは、ある程度の撥水性がある(防水ではないです)ので、多少の雨なら大丈夫だと思います。
ただ、メーカーごとに基準が違いますので、その辺はお店の人に確認してから買ったほうがいいと思います。
レインウェアではないのですが、グローブで失敗したことがあります。
http://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=14
イスカという会社の「ウェザ-テック トレッキンググロ-ブ」というものを買いました。防水ということで大丈夫だと思い、雨の日に持っていたら、どんどん浸水してきました…
何が防水なんだ!、と思ったら一部分しか防水ではないんですね…
そこで結局、完全防水のグローブを買いなおすことになりました…
というようなこともありました。
参考になれば幸いです。
個人店・私が出会った素敵なお店について まとめ
今回は「どこで買えばいいの?」シリーズ第3弾です。
見出しは個人店になっていますが、個人ではないお店も含みます。
私が登山をするなかで、出会っていったお店という風に捉えていただければと思います。もちろん、まだまだ行けていないお店もたくさんあります。
より詳しく知りたい方は、ヤマケイオンラインなどの店舗一覧をご覧ください。
東京中心のお話です。
大きく分けて、(1)山の手線エリア (2)中央線沿線 (3)その他 になります。
本当は神保町界隈も書きたいのですが、多すぎて整理できていません。
今後、きちんと行けたら書きたいと思います。
(1)山手線エリア
「カモシカスポーツ」
エスパースのテントなどで、非常に有名なお店のようですが、私は知りませんでした…
登山用品を始め、スキー、高所作業の道具などもあり、見ていて面白いです。
店員さんも親切ですし、セールなどもよくやっていますので、近くに住んでる人はいいかもしれません。
大体ものは扱っていますので、初心者がここでそろえるのはありだと思います。
アウトレットもやってます。
・目白駅
「カラファテ(Calafate)」
Calafate:バックカントリースキーとクライミングの専門店「カラファテ」
目白にある登山ショップです。店長はすごいクライマーの方のようです。
全然知らずに普通に超初歩的なこととか聞いてました…。
ただ、登山ショップというより、ややクライミング寄りのお店だと思います。
ウェア類などはほぼクライミング系です。もちろん、登山に使えないことはないですが、ここですべてそろえるのは厳しいかもしれません。
macpacのザックが充実している気がします。
登山初心者が行くと、見たことないものだらけで面白いかもしれません。
「オクトス目白店」(閉店)
目白にあった登山ショップです。
大変残念なことに閉店してしまいました。
大阪や石川にもお店があるようなので、そちらにお住まいの方や出張時にいいかもしれません。
通販があるので、東京に住んでる人でも買えます。
このブランドは日本の企業なので、非常に品質がよく、値段も海外に比べ安価だと思います。ザック等は非常にコスパがいいと思います。
ただ、ウェア類などは扱いがあまりなく、テント向けの商品や雪山装備が多いので、初心者がここでそろえるのは難しいかもしれません。
個人的には、ここのツェルトとジュラルミンのペグは非常におすすめです。
(2)中央線沿線
・荻窪駅周辺
「マウントフレンド」
https://twitter.com/mtfriendogikubo
公式ホームページが見つからなく、ツイッターしか見つからなかったのですが、これであってるでしょうか。
ご夫婦でやってるお店で、商品が所せましと並んでいます。
ご夫婦は非常にフランクに相談にのってくれます。
見たことない道具(ギア)がたくさんあり、新しい発見がつねにあります。
ご主人曰く、「ものだけはありますから(笑)」。
値引きも色々されていますので、ここで一式そろえてもいいと思います。
ブラックダイヤモンドのテント、ノースフェイスのザックカバーなど、初めて見ました…
クライミングシューズも珍しいものが多い気がします(あまり分かりませんが…)
・吉祥寺駅周辺
「山幸」
www.yamakoh1964.co.jp吉祥寺駅、徒歩1分のお店です。
大型店と比べると、品ぞろえは絞ってる気がしますが、その分値引きが多い印象です。
日本企業(モンベル・プロモンテなど)の取り扱いが多い気がします。
2階も充実しています。
ご子息の接客が微笑ましいです。
大型店は商品は多すぎてよくわからん!、とか大勢の人前で相談するのはちょっと…という人は良いかもしれません(この回のお店は大体当てはまりますが…)
「nap」
シュラフ(寝袋)メーカーの実店舗です。
寝袋のお店なので、ここですべてそろうことはないですが、寝袋以外にもいろいろ売っています。
また、実際に寝袋に入ることもできます(大型店でもできるようですが…人が多いので躊躇します…私はテントなら入ったことはありますが…)。
店員さんは非常に丁寧で、親切に相談に乗ってくれます。
「2nd Gear」(中古取り扱い)
このお店は今まで紹介したお店とは違い、中古取り扱いのお店です。
中古でもいいよ、っていう人は候補に入るかもしれません。
事前にお願いしておけば、倉庫にあるものも出してきてくれます。
丁寧に対応してくれます。
・三鷹
「ハイカーズデポ」
UL化(軽量化のこと)で非常に有名なハイカーズデポです。
三鷹駅からまっすぐ10分ほど歩いたところにあります。
店長はとても有名な方のようです。知らなかった…。すごい初歩的な相談も丁寧に教えてくれます。
軽量化専門店のようなところですので、初心者が行くと「こんなのあるんだ~」という感じだと思います。
私は初めて行ったとき、そんな感じでした(笑)。
ただ、最近になって道具の軽量化を考え始めたときに、「大変勉強になるお店だな~」と思い始めてきました。
もちろん、最初から軽量化を考えてる方は良いと思います。
こちらも店員さんは非常に丁寧に相談に乗ってくれます。
常連さんや行きつけの方が多いイメージです。
(3)その他
・下北沢
Bozeman
下北沢徒歩3分くらいのお店です。
お店の中に、ギアがところ狭しと並んでいます。
どちらかというと小物関係が非常に充実していると思います。
オスプレーの小物ザック系やナルゲンボトルが充実しています。
小物が多いので登山用品がそろうということはありませんが、どちらかというと旅行のときなどに「こういうバックとかないかな~」と思っていくといいかもしれません。
個人的にはMSRのペグが豊富にあり、非常に有難かったです。
店員さんは非常に親切でユニークな方です。
話をしていて、おもしろい。
私が行ったことあるのは、こんな感じです。
どこか行ったら、追記していきたいと思います。