初心者が最初に購入を考えるもの レインウェア編
前回でお店編が一段落し、これから山道具・登山用品の話にはいっていきます。
山道具・登山用品は「ギア」といったりしますので、このブログでも色々な表現が出てくると思います。
登山用品をまずそろえようとすると、「三種の神器」と言われるものがあります。
・レインウェア
・ザック(リュックサック)
・登山靴
今日は、レインウェアについて書きたいと思います。
いきなり結論からいうと、行きたい山と時期を決めて、それにあわせて買う、という当たり前の話になってしまいます。
例えば、北アルプスでどんどん稜線に行きたい!、雨の日でも行く!という人は最初からGore Texのしっかりとしたものを買ったほうが良いと思います。
関東などでほぼ樹林帯を歩き、気候も安定している地域の1000mぐらいの山で雨の日は行かない、という方針であればGore Texである必要はそこまでないのではないかと思います(もちろん、Gore Texのほうが安全だとは思います)。
ただ登山ショップにいくとその多さに圧倒され、何を買えば良いのかさっぱりわかりませんでした。ブランドの数も多いし、ブランドを絞ってもそのなかに色々種類があってわけわかりません…
そうなったら、まずは行きたい山(イメージでも良いと思います)を店員さんに伝えて、勧めてもらうのがいいかもしれません。
ただ、海外のものは割りと高いのと、消耗品なのであまり高いものは必要ないという意見もありますが…
私は自分としては高いのものを買ってしまったと思っているので、普段も使っています。
レインウェアは、一応、普段も使えるものを意識して買いました。
ザックなどはその限りではないですが…
後は色の好みとかでも良いと思います。
また、自分の発汗量も重要です。
私は、秋くらいで周りの人が上着を着ながら歩いている状況でも、夏用のズボン、上はベースレイヤーだけ、というくらい汗かきです。
今後悔しているのは、サイドジッパー付きのものにしなかったことです。
これがあれば、まだ快適だったかも…
しかし、寝るときは寒がり…という感じです。
そういった理由からもGore Texはあまり着なくなっています。
実際に着て山に行かないと分からないことは多いですが…
またレインウェアと一口に言っても多くの種類があります。
非常に薄いソフトシェルと言われる100g程度のものから、Gore-Tex Proを使用した雪山用まで…
これらはその細かい用途ごとに作られ、分けられていると考えて良いと思います。
最初はわけも分からず買ってましたが、色々買ったことで使い方の違いがなんとなく分かってきました。
私は大体こんな感じに使い分けてます。
・ソフトシェル(非常に薄いもの)
→ちょっと寒いときにさっと羽織る、或いは夏の弱い雨の時に使用する。
天気予報が晴れであり、雨が降る確立が低そうで樹林帯がほとんど(風がない)場合。
・Gore Tex製のレインウェア
→雨風が強いとき、北アルプスの稜線など風が非常に強いとき。少し寒そうなとき。
Gore Texは防水性、防風性があっていいのですが、非常に蒸れて、中側から汗でぬれていきます。
最近のソフトシェルは、ある程度の撥水性がある(防水ではないです)ので、多少の雨なら大丈夫だと思います。
ただ、メーカーごとに基準が違いますので、その辺はお店の人に確認してから買ったほうがいいと思います。
レインウェアではないのですが、グローブで失敗したことがあります。
http://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=14
イスカという会社の「ウェザ-テック トレッキンググロ-ブ」というものを買いました。防水ということで大丈夫だと思い、雨の日に持っていたら、どんどん浸水してきました…
何が防水なんだ!、と思ったら一部分しか防水ではないんですね…
そこで結局、完全防水のグローブを買いなおすことになりました…
というようなこともありました。
参考になれば幸いです。